三流エロ劇画は、エロ漫画ジャンルの一種で、主に７３年の「漫画エロトピア」そしてその看板作家榊まさる的な絵柄を主な特徴とした、劇画のエロをっていてきに追求したジャンルです。

　影が濃くでっぷりとした肉感的世界は、多くの読者を熱狂させました。７５年には「漫画エロジェニカ」「漫画大快楽」７８年には「劇画アリス」が創刊。

　同誌は三流エロ劇画御三家とされ、この３誌を筆頭に７０年代後半、三流エロ劇画は大量に創刊され、隆盛を極めました。

「１１PM」でも特集が組まれたことで、当局を刺激し大弾圧を受けた同ブームメントは８０年代に入ると急速に沈静化。しかし、以降もちょびちょびと創刊され続け、現在はそのマニエリスムが、実家のような安心感をもたらしています​。